アスレチック広場のすぐ近くに、紅葉したモミジがありました。
今はまだ4月半ばです。当然、周りの木は新芽が出てきたばかりで、さわやかな緑色の葉を付けたものがほとんどです。
モミジも例に漏れず、他の木は緑色の葉がついています。
本来であれば紅葉の季節は10月から11月のはずですが、なぜこの木だけが赤く色づいているのでしょうか?
その秘密は、モミジの品種にありました。
一般的に、モミジは秋に色づくイメージがありますが、こちらは「イロハモミジ」という品種のモミジです。
ネーブルパークでも、たくさんあるモミジのほとんどがイロハモミジだと思われます。
一方、今回園内で見つけたもみじは「ノムラモミジ」という品種で、新芽の段階で赤い葉が付く特徴があります。
厳密にはノムラモミジの中でも、夏に一度緑の葉に戻ったり、一年中赤い葉のままだったりと種類が分かれているようですが、今の時期にこれを見分けるのは難しそうです。
春のノムラモミジは少しくすんだ赤色をしていますが、秋を迎えると皆さんもよく見慣れた鮮やかな紅葉に変化します。
ネーブルパークには季節ごとに見頃を迎える草花がありますが、一見何でもない公園の景色にあえて目を向けてみると、意外な発見があるかもしれません。
文章:爽